未経験/初心者の方向けに訪問介護で開業する方法
独立開業だったり、新規事業だったりで介護業界に参入する方が増えてます。
本日はこちらを解説していきたいと思います
今回初めて介護ビジネス開業を考えている方へ、訪問介護を開業する方法をお伝えしていきます。
ケアメドでは訪問介護の開業支援を50事業所以上支援してきた実績があり、そのノウハウをこのページでは公開していこうと思います。
- 介護士や看護師で独立したいと思っている人
- 新規事業で訪問介護事業に参入しようと考えてる人
- 訪問介護の開業について考えてる方
私たちは訪問介護の開業支援を50社ほど支援してきて、いろいろな事例を見てきました。
直近では個人の方が法人を設立をして、独立開業する方が増えてきました。
現在、訪問介護事業の開業支援を行ってる方は2名とも看護師の方の独立開業でした。
資格を持ってるとイメージ付きやすく、独立しやすいのかもしれません。
でも、未経験でも資格持ってなくても、介護業界には参入可能です。
実際に当社でも未経験、資格なしで開業されてる方も多くいます!
この記事の目次
訪問介護のビジネスモデル
訪問介護って実際にどうなの?
フランチャイズで開業すればいいんじゃないの?
とかよく質問を受けます。
フランチャイズはサポートも手厚いですが、毎月のロイヤルティーがやはりネックとなるケースが多かったりかといって自分で開業まで行うのでかなりハードルが高いです。
(指定申請など)今後の未来を考えて、自分自身でどうしたいのか?をしっかりと考えて行動していくことが大切です。
まずは、初心者向けに訪問介護の内容を説明をしていきます。
- 訪問介護とは
- 訪問介護のビジネスモデル
- 訪問介護の成長性(市場規模)
- 訪問介護って儲かるの?
訪問介護とは
訪問介護とは、介護保険の居宅サービスの一つです。
主に
・高齢者向けの訪問介護
・障がい者向けの訪問介護
に分かれ、それぞれ身体介護と生活援助を行います。
資格を持った介護職員が利用者の居宅に訪問して、要支援や要介護の認定を受けた人に対して生活上必要なことを介助するサービスです。
身体介護とは
排泄、食事、清拭(体を拭いて清潔を保つこと)や入浴、身だしなみを整えること、行為(着替え)、朝起きる時や寝る前の介助、車椅子の乗り降り、その他本人が自分でできるようになるための見守り的な援助です。
生活援助とは、掃除、洗濯、一般的な調理や配膳下膳、買い物は薬の受け取りなどです。
訪問介護のサービスでは、身体介護と生活援助を必要度合いに合わせて組み合わせて、所要時間により介護保険の単位数(費用)が決まっています。
訪問介護のビジネスモデル
訪問介護のビジネスモデルは介護保険から売上の7割~9割を支給される制度ビジネスです。
しかし、訪問1件あたりの単価が様々で、特に身体介護を中心にしたサービスの場合には高額でかつ継続的に続くストックビジネスモデルです。
また一度契約し提供を始めたら利用者の状態が大きく変わったりしない限りずっと継続される、いわゆるストックビジネスの側面も備えています。
ストックビジネスとしては
介護保険施設に長期間に入居してもらうというのが最も安定のビジネスです。
訪問介護も似たような性質があり、一度利用を始めたら訪問介護はずっと必要です。
通所介護(デイサービス)などの通所型サービスの場合は
利用者がお休みしてしまうとその日の売上が減りますが、 訪問介護は利用者に必要なサービスを組んでいるので、サービスを提供できず売り上げが下がるということが少ない安定のストックビジネスです。
また、サービス付き高齢者向け住宅を運営している場合や、居宅介護支援(ケアマネ事業所)を運営している場合には、自社で訪問介護も訪問看護も提供することで大きな相乗効果があります。
訪問介護の成長性(市場規模)
介護保険の要介護や要支援の認定を受けた人は
介護保険制度ができた2000年の時には218万人でしたが、2020年には657.4万人と約3倍に増えています。
需要が拡大している中で
訪問介護の1年間の全国の介護費用総額(市場規模)は、2005年に6,000億円で、2020年には約9,000億円であり、要介護者の増加のスピードに対して大きくは増えていない状態です。
訪問介護の1年間の全国の介護費用総額は大きく増えていないのに対して
同じように居宅で生活している人向けの介護保険サービスである通所介護(デイサービス)は2005年に約8,000億円で、2020年には1兆6000円にまで膨れ上がっています。
単純に介護保険からの給付が増えていることを見ると通所介護の方が伸びているように感じるかもしれませんがそれは間違いです。
通所介護の事業所数は全国に44,000事業所あり、全国にあるコンビニエンスストアの数が58,000件と言われています。その数に近いくらいに事業所数が増えすぎたので介護保険からの給付の額も増えているという状態です。
訪問介護の事業所数は全国に36,000事業所程ありますが、居宅で生活する要介護者が増え続ける限りまだまだ需要が伸びていく事業です。
特に2020年以降は、新型コロナウイルスの感染拡大防止のために、
たくさんの利用者が密集する通所型のサービスよりもサービスよりも、一対一でサービスを受ける訪問介護の方が需要が高くなっていますので、訪問介護は狙い目の時期になってきてると我々は考えてます!
訪問介護って儲かるの?
訪問介護で大きく利益を出すためには、
・売上を伸ばすこと
・人材採用
が重要です。
それができれば利益が出しやすくなります。
訪問介護の1回あたりの報酬は提供する内容が身体介護と生活援助がそれぞれどれぐらいなのかによって細かく決まっています。
全国の平均を見てみると平均的な1回あたりの提供費用は4,000円ほどになっています。また、利用者一人から1月あたりにいただく介護報酬は40,000円程度が平均と言われます。
スタート時期は登録利用者がおよそ40名になると月間売り上げ約160万前後となります。
利用者40名というとすごくたくさんのいる様に感じます。1日8時間働く人は月間160時間ほど仕事しているので、4,000円を125件行えば月に50万円売り上げが立っています。
利益で言いますと
20%~30%の利益率が可能であり、事業所の規模を大きくしてスポットで入ってもらうパート職員など、うまく活用させて人員とサービス提供を調整して広げていくと売上や利益も伸びていきます。
サービス提供責任者や管理者の調整次第ですが、単価の高い訪問介護の利用者を受け入れたり、効率よく訪問できるように予定表を調整することで1人50万円以上稼いでもらうことも可能です。
人件費は正社員の場合は固定費としてかかりますが
その他(家賃など)固定費が少ないサービス形態なので、地域での信頼を得て依頼がたくさんくる事業所になれば売上も伸びますので、介護保険サービスの中でも利益は出しやすいサービスです。
通所型サービスや施設サービスの場合には場所代やたくさんの職員がいないといけないなどの基準があります。
しかし、訪問介護の場合には
・最低限の事務所
・稼働できる介護職員が2.5人以上
という条件を満たせればよいので
他の介護保険サービスよりも初期投資やランニングコストも少なく低リスクでスタートできます。
・低コストで開業できるため早期黒字化が可能
訪問介護を始めるにあたって必要なことは?
開業の支援をしていて、良くある質問でもあるんですが、
訪問介護を未経験で開業するにあたって、資格は必要なの?
と質問を頂きますので、下記で解説します。
・管理者兼サービス提供責任者なら社員は1名でOK
・法人を設立が必須
・事務所の設立
・人員の確保
・備品の用意
・指定申請書類一式を提出
訪問介護の開業に資格って必要?
訪問介護の事業所を開業するにあたり
必要な資格はオーナーとしてはなくても問題ございません!
しかし、サービス提供責任者には、要資格が必須でもあります。
訪問介護の事業所を開設する場合
介護保険の制度で決まった基準を満たさなければいけません。
訪問介護に従事する介護職員は、ヘルパーの資格や介護職員初任者研修・実務者研修を修了しているか、介護福祉士の資格を持っていないといけません。
必ず配置しなければいけないサービス提供責任者は
介護職員実務者研修修了者か介護福祉士の資格を持っていることとされています。訪問介護の管理者については特に資格は必要とされていません。
事務所の設立
訪問介護事業者として指定を受けるためにも実務を行なっていくためにも事務所が必要になってきます。
事務所には、訪問介護に関わる事務仕事を行うスペースや、利用者・家族やケアマネジャーなどとの相談室、手洗い場などが必要です。
相談室や事務所は相談内容や記録が漏洩しないよう配慮しなければなりません。
自宅を事務所として訪問介護事業所を開設する場合
居住スペースと訪問介護の事業所として使用するスペースが明確に分かれていることが必要となります。 マンションでも可能ですし、店舗を構えて行うことも可能です。1Rマンションを借りて開業すると初期費用や固定費を抑えられて安く開業可能です!
・マンションで開業する場合1Rマンションで近隣に駐車場及び駐輪場がある
・家賃10万円以内
・エレベーターがあると尚良い(2F以上の場合)
介護人材の採用を行う
訪問介護の運営基準で定められている介護職員の人数は、常勤換算で2.5名以上となっています。
常勤換算とは例えば常勤の人が1日8時間週40時間かその事業所の基本的な形だとすると、常勤換算1名は週40時間勤務していることになります。
常勤換算で2.5名以上ということは1週間に職員が合計で週100時間勤務できている状態を作るということです。
いざ訪問介護を開業しようと思っても、自分の他に1.5名以上の介護職員が必要です。
開業したばかりの時には2.5名の介護職員を稼働させることが難しいですが、なるべく早い段階でみんなが稼働していけるくらい利用者を獲得することが事業の安定につながります。
未経験からの訪問介護の開業で一番大変なことはやはり人材採用になってきます。開業される方が有資格者で、元同僚に声をかけて開業する方が多いですが、未経験で開業するときにハードルとなるのがこちらの人材採用です。
最近はネット広告を使用したケアメドの人材採用なら課題を解決できます。
こちらはお気軽にご相談ください。転職をして福利厚生や収入を上げて自由時間を増やしていこう
初期の人員配置が少ないため少ない人件費で開業可能
訪問介護は管理者1名、サービス提供責任者1名、ヘルパー1名の3名のみで始めることが可能!
※管理者兼サービス提供責任者が週20時間、ヘルパーが週40時間×2名でシフト表の提出をしなければいけません。
さらに管理者とサービス提供責任者は兼務をすることが出来るため、 社員1名と残りのスタッフはパートだけで開業することのできます。
売上が増加するタイミングで追加で人員を採用していけばOK! 無駄な人件費を極力出さない経営がポイント!
訪問介護の備品を用意しよう
介護保険の施設サービスを開始する場合には様々な備品が必要になります。
訪問介護の場合には備品が少なく済むことも特徴です。
訪問介護で用意する備品は職員が使う者が中心で以下のようなものです。
訪問介護では運営基準で必要とされている備品がないというのも特徴です。
・事務用デスクとイス
・パソコン
・電話/FAX付き
・パーテーション
・相談室デスク
・プリンター
・個人情報や書類を保管する鍵のかかる書庫
・アルコール消毒
訪問介護を提供する時には計画と記録が必要なので、サービス提供責任者や介護職員が訪問先で記録ができるようにノートパソコンやタブレット端末などをあらかじめ用意することがおすすめです。
IT化が遅れている介護業界ですが、従来はファックスでのやり取りが主流でしたが、メールや介護ソフト上で利用者の情報などをやり取りしたりする動きも出ています。
外出先でもノートパソコンやタブレット端末を操作ができる回線や、簡単に記録等が残せる介護請求ソフトやクラウドサービスを契約しておくと業務効率化につながります。
備品とは若干異なりますが、どのような訪問介護事業所であるかを簡潔に表すためのパンフレットを用意しておくことも重要です。
開業する訪問介護事業所の提供エリアにある他の訪問介護事業者を調べ、自分の事業者としての強みや特徴を理解し、地域のニーズに応えるコンセプトに仕上げていくことが重要です。
指定申請の書類を提出
訪問介護の事務所や備品を揃えるのと同時進行で、各区市町村のホームページから介護保険の訪問介護事業者としての指定を受けるために必要な申請書類をダウンロードして記入していきます。
事務所の契約をしたりする前に各市町村の介護保険課など事業者の指定をしている部署にアポを取って、訪問介護を開業しようとしている旨を相談して不明な部分をなくしておくのがポイントです。
訪問介護の開業するのにかかる費用は?
訪問介護のビジネスモデルや始めるのに必要なことがわかったら、費用面の確認をしていきましょう。
実際に費用がどれくらいかかって、運転資金がどれくらい必要なのか?を考えてから事業計画書の作成→資金調達の流れとなっていきます。
法人を設立する費用
訪問介護事業を立ち上げる際は、法人設立が必須となります。
法人を設立する費用は法人格によって異なります。合同会社でも株式会社でも可能です。
合同会社の方が多少安く開業できるメリットがあります。株式会社は資本金によっても異なりますが、約20万~25万ほどかかる認識で覚えておけば間違いないです。
電子定款を利用した場合
合同会社の設立費用は60,000円、
株式会社の設立費用は202,000円です。
すでに会社を経営して法人格を得ている場合には新たに法人を設立する必要はないのですが、会社の定款に事業内容を追加することを行いましょう。
出口戦略を考えていて売却を考えていれば株式会社
安く開業して長く経営していくと考えてる場合は合同会社
ケアメドでは、経営者のご希望によって、売却ありきの訪問介護の開業支援を行ってます。開業して2年前後で売却なども介護業界では多く、中には数千万円で売却した方も多数おります。
事務所の費用
訪問介護の事務所には相談室や事務室、手指等の衛生を管理するための設備が必要とされています。
事務所利用可能なマンションの一室などを事務所にしているケースもあります。訪問介護事業では、マンションでも開業することができ、費用を抑えられます。
テナントを借りて事務所にする場合
広いスペースを必要とせず、あくまでも事務所にするだけなので駅近の立地などにする必要もないので、車やバイク自転車などで出入りしやすく、高齢者が多い郊外に事務所を構える形で問題ありません。
訪問介護では事業所のルール次第で働く人も直行直帰などすることもできるので、あまり見栄を張らず、なるべく家賃が高くない場所で駐車スペースなどを広く取れる事務所を選ぶと良いでしょう。
事務所として賃貸契約する場合には敷金礼金などを少し多めに取られる場合もありますが、地域によりますが、最低限の条件にすると事務所と駐車場の費用は毎月の地代家賃は10万円以内で済ませることもできます。
マンションの家賃にもよりますが、敷金や礼金、家賃を入れても20万~30万前後で開業できます。
備品の費用
設備について
訪問介護では書類を印刷したりコピーを取ったりすることが多いので複合機はリースするのがおすすめです。
複合機のリース費用は月4,000円ぐらいからでコピーした枚数に応じて課金されるケースがほとんどです。
コピー機はあまりケチらずに、購入する場合は3万円以上するプリンターを購入しましょう。
備品は下記をすべて購入しても約20万円前後ですべて揃えることが可能です。
・事務用デスクとイス
・パソコン
・電話/FAX付き
・パーテーション
・相談室デスク
・プリンター
・個人情報や書類を保管する鍵のかかる書庫
・アルコール消毒
訪問介護は、介護職員が利用者のお宅に訪問するので交通手段が必要です。
開業資金が潤沢な場合
車両を購入して駐車場に置いておくということもありかもしれませんが、事業所としては最低限の自転車を用意し、介護職員には自分のバイクや車を使ってもらいガソリン代や手数料を支給する仕組みにすると初期費用を抑えることができます。
人件費と運転資金
訪問介護を開業する場合には訪問介護の運営基準である2.5名以上の介護職員を稼働できる状態にしておかなくてはなりません。そのため、2.5名分の人件費が必要になります。
介護事業全体的に言えます。
運転資金は人件費、求人費がほとんどであり、安定して運営ができるようになった状態で売上に占める人件費の割合は70%ほどです。訪問介護の場合にはその他の経費が少ないので経費は売上の10%程度で済むことがほとんどです。
訪問介護の事業所を最小限の状態でスタートした場合には、主な運転資金は300~500万ほど用意しておくことが必要です。
まとめ
訪問介護は初期費用が安く開業でき、継続的に収益を得ることができるストックビジネスであることから、安定した収益を出すことができます。
新型コロナウイルスの影響もありデイサービスなど集団的な場を避ける利用者が、密を避けて必要なサービスだけを受けることができる訪問介護を希望する傾向にあり、ますます需要が伸びているのです。要介護者はこれからもどんどん増え、要介護者の増加に合わせて訪問介護の需要も伸び続けます。
2021年の介護報酬改定で1回訪問することで得られるサービスの単価がアップしており、数ある介護保険サービスの中でもマンションの一室から開業でき、安定した収益を得やすい事業形態なので、初めての方が介護事業として行うにはかなりおすすめの事業です。
・マンションから開業できるので低リスク
・法人の設立が必須
・介護事業者指定申請を提出
・ストックビジネスで安定してる
・運転資金は300~500万は用意しよう
ケアメドでは、開業される方の希望に合わせて最適な開業方法をプランニングしてます。
まずは、こちらからオンラインでお話してみませんか?
